代表挨拶
mokusiaの北澤です。
私は学校を卒業後、大工としての道を志し、新潟の大手設計建築事務所の木造住宅工事を請け負っているベテラン大工さんの元に弟子入りをしました。
そこは、時代に沿った建築技術はもちろん、昨今では少なくなってきた昔ながらの「ノミ」や「カンナ」も使い無垢材を多用する会社でした。
それでいて意匠、デザインがスマートな家ばかりで、まだ十代の私でも職人としていつも新鮮な、誇らしい気持ちで仕事をしていました。
施主様もこだわりの強い方が多く、今でも当時の現場が思い出されます。
親方は昔堅気の職人気質で、右も左も分からない新人の私は毎日怒鳴られていたのを覚えています。
もちろん、むやみやたらに怒るわけではなく、職人として大事なことを伝えるために怒ってくれていた、根は優しく熱い親方でした。
そんな多種多様な現場や、親方の背中を見て職人として育ってきた中で、
お客様の喜ぶ顔や、住宅にかける想いをもっと聞きたい、話したい、提案したい。
責任をもって共有したい。そしてその家を自分の腕で造りたい。
そう強く思うようになりました。
独立後は現場での技術だけでなく、家をつくるための様々な知識や資格の勉強を始めました。
家づくりは一生に一度のことですから、施主様の想いや理想も強いものです。
長い期間を施主様と共にしながら、たくさんの要望や期待を聞き、提案し、一緒に作り上げてゆくものだと実感しています。
もちろん、簡単な事ではありませんが、お引き渡し後にお客様の喜んでくれている姿を見ると心から嬉しいですし、この仕事していて良かったと心から思える。
mokusiaの名前の由来は、木の、モクの中でシアワセに。
これからも一棟一棟心を込めた建築、住まいづくりをしていきたいと考えています。
代表取締役 北澤 学